米海兵隊の辺野古新基地建設へ、沖縄防衛局は辺野古の海にブイを張りめぐらせ、杭を打ち込んだ。建設に反対する市民らは、小さなカヌーで荒波に漕ぎ出し、抗議の声を上げた。海上保安庁は法的根拠も示さぬまま、現場海域への接近に警告を繰り返し、カヌーの市民らを徹底して排除した。同じ県民、同じ国民が争い、緊迫する辺野古の海で、米兵はシュノーケリングに興じていた。酷暑の夏。沖縄タイムスの記者が陸から、海から、そして空から、新基地着工の全貌を追い続けた。
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