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 「これ以上は無理」「自分には経験がないし」など、あなたは自分の仕事に制限をかけていませんか。日常業務をこなすだけで、満足していませんか。若手社員から管理職まで、職位に関わらず課題は共通です。多くの人は、仕事において持てる力の5分の1~10分の1しか発揮していないといわれます。逆に言えば、自分次第で現状より5~10倍の能力を生かすことができます。現状を超える仕事ができたとき、そこで初めて自身が成長し、その喜びは組織の活性化にもつなげられるはずです。第1回目は、個人の能力を引き出すために乗り越えるべき、“自身の壁”について、事例を交えてお伝えします。



 週に何度も開かれる「アイデア会議」。いくら時間を費やしても、なかなか斬新な変化が生まれてこない、と感じていませんか。会議自体に満足してしまい、肝心な課題はそのまま。「誰が」「いつまでに」「何をする」といった具体的な役割が決められないまま、その企画が流れてしまうケースが多々あります。いつものミーティングでも、例えば他部署の社員、または派遣社員や外部の人など、立場の異なる人たちに参加してもらうだけで、これまでにない意見と出合えたり、課題解決の糸口を見いだせることがあります。新たなアイデアを生み出す会議の進め方をご紹介しながら、“仕事の壁”を打開する策について考えます。



 「上司が残っていると帰りにくい」「どうせ言っても、意見が通らないし」-このような職場環境を表す表現がその組織の「企業風土」となります。理想的な組織とは、男女や社歴の長さに一切関係なく、自由に意見を言い合える土壌があること。しかし、現実はだれかに遠慮したり、その場の雰囲気を感じ取って、お互いが暗黙のうちに自由な言動を制限してしまう組織も少なくありません。異なる意見や考えを言い合える、風通しのいい会社を目指すことで、働きやすい職場に変わっていきます。最終回は、“企業風土の壁”を破り、理想的な会社をつくりだすための方法を、成功事例を交えながら紹介します。