米軍普天間飛行場の返還に伴い、名護市辺野古の海を埋め立てて、新しい米軍基地が造られようとしている。
沖縄タイムスは2014年7月上旬から終日、記者が張り付き、工事の動きや、新基地建設に反対する市民団体らの取材を続けている。猛暑の中、激しくもみ合う機動隊、民間警備員、市民団体。エメラルドグリーンの海に浮かぶ海上保安庁のボート。レジャーに興じる米兵。それぞれの立場や思いで見え方が異なるであろう「辺野古の今」をカメラに収めた。

スクラムを組む警官隊の前に立ち、警官隊の向こう側にいる沖縄防衛局職員に拡声器で語りかける高齢者。怒りを抑えながら淡々と「聞いているか。ばかもの。辺野古に基地を造っても、沖縄の基地は減らない。何で沖縄だけなの」=29日午後6時53分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前

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