人と自然のつながり学ぶ
インドネシア・バリ 学習ツアー
子どもたちが外国を訪れ、自然保護活動などを調査し環境問題について考える学習ツアー「沖縄こども環境調査隊」(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)の隊員に選ばれた中学生6人が14~20日の日程で、インドネシア・バリ島を訪問した。子どもたちはクタやセランガン島のサンゴ移植の状況を視察し、ゴミ処理施設や下水処理施設などを訪問、同地域の環境問題について考えた。また、バリの公立中学校と交流し、同地域の人々と自然のつながりについて理解を深めた。9月26日に那覇市で開催する沖縄こども環境調査隊シンポジウムで、バリの状況を報告し、環境問題についてメッセージを送るためさまざまなことを学んだ子どもたちの様子を、写真で紹介する。(前森梓、儀間多美子撮影)
※(注=〓はへんが「山」でつくりが「竒」)
地元のガイドからバリの伝統文化や歴史について説明を受けながら進んだ学習ツアー。沖縄こども環境調査隊の左から〓枝晏梨さん(首里中3年)、知念信君(沖縄尚学高等学校附属中1年)、下里雛乃さん(鏡原中1年)、東江大君(伊是名中1年)、竹尾満里奈さん(石田中1年)、富永麻鈴さん(古蔵中3年)=17日、バリ島・ウブドゥ
バリの自然や文化財を守るプロジェクトにかかわってきたラマディ・プラスティオさん(左)からバリの環境保全について学ぶ調査隊=17日、タナロット寺院
交流のため訪問したクタ公立第1中学校では、バリの生徒から伝統的な踊りの手ほどきをうけた=19日、クタ公立第1中学校
街のいたるところにある供え物には、バリ人の自然を敬う気持ちが現れている=15日、デンパサール市場周辺
バリ島の同世代の中学生らと海のこと、サンゴ礁のことについて情報交換し、交流の和が広がった=19日、クタ公立第1中学校
マングローブ情報センターで、葉っぱから出る塩分をなめて確かめる隊員たち=18日
海に入り、海岸保全プロジェクトで、移植されたサンゴの状況を視察する隊員ら=15日、クタビーチ沖
バリの伝統芸能「ケチャダンス」を楽しんだ隊員たち=17日、タナロット寺院