2010年08月13日 【朝刊】
海とサンゴの島 見て触れて体感
沖縄こども環境調査隊特別企画・夏休み親子学習会
こどもたちが外国を訪問し、環境問題について調査する沖縄こども環境調査隊(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)の特別企画「夏休み親子学習会」が7月22日、29日、8月7日の3日間、本部町の海洋博覧会記念公園管理財団総合研究センターや恩納村コミュニティーセンターなどで実施された。8月14日からバリ島を訪問しサンゴ礁を中心とした生物多様性について調査する隊員6人と、一般参加者ら約150人が参加した。サンゴ礁をめぐる状況や保護の取り組みについて座学と野外学習で学んだ親子らを写真で紹介する。
巨大水槽・美ら海水族館の巨大水槽の上から魚たちを観察するバックヤードツアーに参加した親子たち。ガイドの説明を受けながら、悠々と泳ぐジンベエザメやマンタに目を丸くした=7月29日、美ら海水族館
透明な物体・沖合いで捕獲したハブクラゲ(手前)に見入る親子の参加者たち=7月29日、美ら海水族館
調査隊6人・ヤンバルクイナやウミガメ、枝サンゴ。バリ島の生徒にプレゼントするために海藻で作ったハガキを手にする隊員=7月29日、海洋博・総合研究センター
好奇心・熱心にサンゴの標本をのぞきこむ親子=7日、恩納村コミュニティーセンター
種苗の体験・サンゴ種苗を環境にやさしいマグネシウム素材の基盤に取り付ける体験をした参加者たち=7日、恩納村漁港
自分で出来ることから
岡崎俊太郎(琉球大学附属小4年)
サンゴにも人と同じように骨と肉があるのを知って驚いた。人間や自然の力でサンゴが壊されるのはイヤだ。自分たちで出来ることから保護活動していきたい。
サンゴの大切さ知った
大〓花実さん(浦添小6年)
サンゴの種類が50もあると聞いてびっくりした。また、周りには魚や貝などたくさんの海の生き物が一緒に生きているので、サンゴを守ることがとても大切だと分かった。
汚さないようごみ拾う
赤松壮汰君(城北小3年)
ジュゴンやウミガメが好きで学習会に参加した。イノーにはたくさんの海の生き物がいるのを知って、ごみ拾いをしたり、僕たちが汚さないようにしないといけないと思った。
友達と一緒に考えたい
田仲瑞希さん(真和志小6年)
サンゴがなくなったら周りの生物も死んでしまい、私たちが食べる魚もいなくなってしまう。海の自然を大切にするためにも、勉強したことを友達に教えてみんなで考えたい。
生活排水減らす努力を
辺土名妃那子さん(浦西中3年)
サンゴの保護には海のことだけでなく観光や経済も関わっていると分かった。自分に出来ることはまず、生活排水を減らすようにしようと思う。
※(注=〓は「浜」の「異体字」)