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2010年沖縄こども環境調査隊の隊員6人

2010年のテーマは珊瑚礁。インドネシアのバリ島を訪ね調査した。隊員が決定の2010年6月から発表のシンポジウムまで、沖縄タイムスに掲載された記事をもとに紹介します。

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2010年10月10日 【朝刊】

2010シンポジウム特集
環境保全は行動力

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2010年09月27日 【朝刊】

自然敬う心 忘れない
中学生、バリ島視察を報告

 沖縄こども環境調査隊(主催・沖縄タイムス社、海洋博覧会記念公園管理財団)のシンポジウム「地球の声を伝えよう~サンゴ礁からのメッセージ」が26日、那覇市の県立博物館・美術館で開かれ、6人の中学生がインドネシアのバリ島で視察したサンゴ移植やマングローブ植樹林など、環境保護の現状を報告。沖縄の自然を守るため、思いを伝え、行動につなげていこう、と訴えた。(10月9日朝刊に詳報)
 メンバーは、今年8月に訪れたバリ島で見たことや、沖縄との違い、類似点などを、それぞれの視点で報告。知念信君(沖尚中1年)、東江大君(伊是名中1年)は「自然を尊び、敬う心はどちらも同じ。忘れてはいけない」と述べた。
 竹尾満里奈さん(石田中1年)、下里雛乃さん(鏡原中1年)、〓枝晏梨さん(首里中3年)は、自然を守るのも壊すのも、人間が大きくかかわっている現状を報告。富永麻鈴さん(古蔵中3年)は「まず、沖縄の自然を知ることが大切」と呼びかけた。最後に、みんなでメッセージを読み上げ、島の宝を守っていくことを誓った。
 シンポでは、国内外でサンゴ礁保護に携わる、コーラルクエストの岡地賢代表の講演会「究明! オニヒトデの大量発生」なども行われた。
※(注=〓はへんが「山」でつくりが「竒」)

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沖縄こども環境調査隊のシンポジウムで「サンゴ礁からのメッセージ」を読み上げる隊員たち=那覇市・県立博物館・美術館

2010年09月26日 【朝刊】

きょう県博でシンポ
こども環境調査隊

 「地球の声を伝えよう」をテーマに自然保護問題を考える「沖縄こども環境調査隊」の中学生6人が、8月にインドネシア・バリ島を訪問した際のマングローブ視察などの報告を行うシンポジウム(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博記念公園管理財団)が26日午後1時から県立博物館・美術館で開かれる。入場無料。
 同調査隊に同行した国内外のサンゴ保護に詳しいオニヒトデ専門家、岡地賢さんが生活排水なども海の水質悪化につながっていることや、インドネシアのサンゴ礁保護プロジェクトを説明する。岡地さんは「今、残されている貴重なサンゴを守るためにできることを考えたい」と話している。気象予報士の仲宗根朋美さんが、地球温暖化防止を呼び掛ける。

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2010年9月9日

2010インドネシアバリ島隊員体験記

2010バリ島隊員体験記LinkIcon

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2010年8月31日 【朝刊】

2010インドネシアバリ島写真特集

2010バリ島写真特集LinkIcon

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2010年8月24日、26日、27日 【朝刊】

2010息吹を感じて

〈記者体験記〉

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2010年08月21日 【朝刊】

メンバー6人 日程終え帰国
こども環境調査隊

 サンゴや人と自然のかかわりを学ぶため、インドネシアのバリに滞在していた沖縄こども環境調査隊のメンバー6人が20日、6泊7日の日程を終え帰国した。
 那覇空港で待ち受けた家族らと再会。「楽しかった」「ちょっとホッとした」など、笑顔で口々に語りながら元気に家路に着いた。
 メンバーは今後、調査の成果をまとめ、9月26日に県立博物館・美術館で開かれる環境シンポジウムで発表する。

2010年08月20日 【朝刊】

歌・踊り披露
バリの中学で交流
一行きょう帰沖

エイサー30.jpg地元の中学生と交流、エイサーや歌を披露した調査隊メンバー=18日、国立北クタ第一中学校 【インドネシア・バリ=儀間多美子】バリに滞在中の沖縄こども環境調査隊の6人は18日、地元の中学校を訪れて生徒らと交流した。練習してきたエイサーや歌を披露、地元の生徒からはバリの踊りや伝統音楽を見せてもらい、一緒にクラスに入って英語の授業を受けた。
 同年代の生徒と過ごした隊員らは「すごい歓迎に驚いた」「今度は沖縄に来てほしい」と笑顔を見せていた。一行は20日、帰沖する。

2010年08月19日 【朝刊】

バリの再生林歩く
先進ごみ施設も視察

マングローブ30.jpg【インドネシア・バリ=儀間多美子】広大なマングローブの再生林を歩き=写真、先進的なごみ処理施設を視察した沖縄こども環境調査隊のメンバー6人は18日、滞在中のバリで人間と自然のつながりを考えた。
 埋め立てや過剰な伐採、ごみの投棄などで枯れたマングローブを再生、広大な敷地を管理するマングローブ情報センターでは「浸食防止」「酸素供給」など、マングローブの役割を学習。1時間かけて遊歩道を歩き、エビやカニ、鳥など多彩な生き物にも触れた。
 生ごみから出るメタンガスを電力利用するごみ処理施設では、4市から集められたごみの山に、驚く隊員も。「マングローブはごみの流出を防ぎ、ごみで死ぬ。悲しい」「人間のことばかり考えては、自然が壊れる」など、それぞれが人と自然との在り方を振り返り、何をすればいいかを考えた。

2010年08月18日 【朝刊】

修復再生の寺院を見学
ヒンドゥー教聖地

サンゴ隊員30.jpgタナロット寺院で浸食の修復事業について説明を聞くメンバー=17日・タバナン市【インドネシア・バリ=儀間多美子】バリに滞在中の「おきなわこども環境調査隊」(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)のメンバー6人は17日、ウブドゥ市内の市場で買い物を体験、荒波の浸食で崩壊の恐れのあったヒンドゥー教の聖地タナロット寺院を訪れ、護岸の修復技術でよみがえった、信仰のよりどころを見た。
 市場ではそれぞれが「値切り交渉」に四苦八苦。タナロット寺院の荘厳な姿を見た東江大君(伊是名中1年)は「人々が神様を大切にする気持ちを強く感じた」と感想。富永麻鈴さん(古蔵中3年)は「修復しても30年しか持たないと聞き、自然の力はすごいと思った」と話していた。

2010年08月17日 【朝刊】

海との共生学ぶ
インドネシア・バリ島近くで
「自然はバランス」実感

PIF008160288_BI_JPG_0030.jpg【インドネシア・バリ=儀間多美子】バリ島に滞在中の「沖縄こども環境調査隊」(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)の6人は16日、同島近くのセランガン島でのサンゴ移植やバリ観光開発公社による汚水の浄化システムなどを視察した=写真。カジノ建設が目的の埋め立てでサンゴが壊滅した同島では、危機感を抱いた地元の漁師らが協力して移植を行っている。
 6人は、活動の中心となるワヤン・パトゥさんらとガラスボートに乗り、サンゴが順調に育っている様子を確認した。ワヤンさんは「海が汚れると漁師は生活できず、孫の世代は生きていけない」と、人と自然のつながりを説明した。
 下里雛乃さん(鏡原中1年)は「サンゴや海を大切にする思いの深さに触れた。好きだから大変でもできるんだなと思った」。竹尾満里奈さん(石田中1年)は「自然はバランスのとれたチャンプルーなんだと思った。何かが偏っていてはだめ」と感想を述べた。

2010年08月16日 【朝刊】

移植したサンゴ生育状況を観察
インドネシア

乗船30.jpg地元のインストラクターと一緒に、サンゴの視察に出発する調査隊のメンバー=8月15日・バリ島クタビーチ【インドネシア・バリ=儀間多美子】インドネシアでサンゴや自然環境を調べる「沖縄こども環境調査隊」(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)でバリ島を訪れている中学生6人は15日、同島の砂浜保全計画「ビーチ・コンサべーション・プロジェクト」の一環として2007年、08年にクタ・ビーチに移植されたサンゴの生育状況を観察した。
 6人は、1トンの岩を約1万2千個沈めて設置された、広大な移植場でシュノーケリング。昨年の調査隊が見たときは元気だったサンゴの一部が、水温の上昇で白化した様子を確認した。〓枝晏梨さん(首里中3年)は「去年の映像ではきれいだったのに、今年は違った。壊した自然を取り戻すのは難しい」と残念そう。知念信君(沖尚中1年)は「枝の先が折れたり破壊が進んでいた。気をゆるめず守っていく必要がある」と話した。
※(注=〓はへんが「山」でつくりが「竒」)

2010年08月15日 【朝刊】

環境守るヒント探しへ
こども調査隊、バリへ出発

 インドネシアのバリで、サンゴの生育環境や自然保護活動について考える「沖縄こども環境調査隊」(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)の中学生6人が14日、那覇空港から出発した。
 出発式で、メンバーは「現地のサンゴの状況を学び、持ち帰って仲間に伝えたい」「沖縄の海の生き物との違いを体験したい」「食べ物が楽しみ」など、それぞれ抱負。同財団の花城良廣常務理事は「地球の環境を守るヒントを見つけて来てほしい。活躍に期待したい」と激励した。
 一行は6泊7日の日程で、サンゴ再生の視察調査や人間活動と自然環境のつながりと課題を学ぶほか、マングローブの森やごみ処理施設なども視察。現地の中学生とも交流も深める予定だ。20日に帰沖する。

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2010年8月13日 【朝刊】

2010夏休み親子学習会特集

2010夏休み親子学習会特集LinkIcon

2010年08月08日 【朝刊】

サンゴの保全見学
第3回夏休み学習会

比嘉義視30.jpg恩納村漁協が運営するサンゴの種苗施設で子どもたちに説明する比嘉義視さん(右)=7日、恩納村恩納 【恩納】沖縄こども環境調査隊特別企画の第3回夏休み親子学習会(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)が7日、恩納村コミュニティーセンターであった。同調査隊員6人を含む親子連れ約60人が参加。恩納村漁協指導事業担当の比嘉義視さんを講師に、サンゴの保全活動について学んだ。
 比嘉さんは水質管理やオニヒトデの駆除、サンゴの養殖・植え付けなど、村内で行われている保全活動を説明。「活動を長続きさせるには、関係者が役割を分担し合い、楽しみながら取り組むことが大事」と語った。
 参加者は午後から同漁協内のサンゴ養殖施設などを見学し、実際に植え付けも体験した。うるま市から参加した島袋泰志君(伊波小5年)は「サンゴを養殖して、増やせるのはすごいと思った」と話した。
 同調査隊のメンバーは「サンゴ礁の生物多様性」について調査するため、今月14~20日にかけてインドネシア・バリ島を訪問する。

2010年07月30日 【朝刊】

サンゴ礁の役割 親子ら60人学ぶ
第2回夏休み学習会

バックヤードツアー30.jpg美ら海水族館のバックヤードツアーに参加した夏休み親子学習会のメンバー=本部町・海洋博公園 沖縄こども環境調査隊特別企画の第2回夏休み親子学習会(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)が29日、本部町の同財団総合研究センターで開かれた。
 「サンゴ礁の生き物たち」をテーマに、調査隊員6人と一般参加の親子連れら約60人が参加。
 午前中は、海洋博管理センターの若井万里子さんらが、サンゴ礁の役割や沖縄の人々との密接なかかわりについて説明し、保全の大切さを呼び掛けた。午後からは、美ら海水族館で黒潮の海水槽を上から観察できるバックヤードツアーに参加。巨大水槽で泳ぐマンタやジンベエザメ、予備水槽で育てられている稚魚などを観察した。隊員としてバリ島に派遣される東江大(まさる)君(伊是名中1年)は「サンゴ礁がなくなれば、そこに住む魚やたくさんの生き物が絶滅してしまう。バリでは自然を守るためにどのような取り組みをしているか、じかに見て学んできたい」と話した。
 第3回学習会は8月7日に開催される。

2010年07月23日 【朝刊】

海の環境保全はできることから
隊員ら本部町で学習会

nisihira30.jpg親子35人が西平守孝講師(右)の説明で、サンゴの構造や生態系について学んだ=22日、本部町・海洋博覧会記念公園管理財団・総合研究センター 沖縄こども環境調査隊特別企画の夏休み親子学習会(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)が22日、本部町の同財団総合研究センターで開かれ、調査隊員と一般参加の親子連れ35人が参加した。
 学習会は同財団参与の理学博士西平守孝さんを講師に迎え、県内のサンゴ礁の分布状況や周辺にすむ生物などについて学んだ。西平さんは「サンゴは複雑な空間をつくり、多くの生き物がすみ込む。有用な生物もたくさん含まれており、この状態を守ることが重要」と説明した。
 母親と参加した伊藤陸人君(琉球大学付属小4年生)は「海のいろいろな自然条件が関係して美しいサンゴ礁がつくられていることが分かった。海の環境を壊さないために自分でできることから取り組みたい」と述べた。学習会は29日と8月7日にも開催される。

2010年07月12日 【朝刊】

中学生6隊員決まる
沖縄こども環境調査隊
来月バリへ

 子どもたちを海外に派遣して環境問題を現地調査する学習ツアー「沖縄こども環境調査隊」(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)の選考面接が11日、那覇市の沖縄タイムス社であり、中学生6人が「隊員」に選ばれた。離島を含む県内各地から67人の応募があり、作文審査で絞り込んだ。
 子どもたちは、8月14日から20日まで、インドネシアのバリ島を訪問し、現地のサンゴ礁保護活動の調査を通し、環境問題を考える。9月下旬に開かれる沖縄こども環境シンポジウムで、学習成果を発表する。海が好きで家族と潮干狩りに行くのが楽しみという富永麻鈴(まりん)さん(古蔵中学校3年)は「海が年々汚れてきている。海外での海岸保全を調べて沖縄に持ち帰りたい」と意欲を語った。
 知念信(しん)さん(沖縄尚学付属中1年)は「サンゴ礁の保護に向け、いろんな人が一丸になって取り組めるよう、バリ島の現状を調べてきたい」と話した。
 ほかの参加者は次の通り。
 東江大(まさる)(伊是名中学校1年)、〓枝(さきえだ)晏梨(あんり)(首里中学校3年)、下里雛乃(鏡原中学校1年)、竹尾満里奈(石田中学校1年)
※(注=〓はへんが「山」でつくりが「竒」)

2010年06月18日 【朝刊】

サンゴ通し環境考えて
こども調査隊募集 30日まで

 沖縄タイムス社は、環境学習ツアー「沖縄こども環境調査隊2010 地球の声を伝えよう」の参加者を募集している。対象者は県内の中学生計6人。サンゴ礁をテーマに、地球温暖化などさまざまな環境異変と問題について未来を担う子どもたちに考えてもらう企画。県内で事前学習会(3回)を行った後、8月にインドネシアのバリ島を視察する。渡航・滞在費は主催者負担。
 対象者は「生活と環境」テーマの作文(400字詰め原稿用紙4枚)と面接で選考する。応募締め切りは30日必着。応募用紙は沖縄タイムスのホームページからダウンロードできる。問い合わせは、沖縄タイムス社広告局企画推進チーム「沖縄こども環境調査隊」係、電話098(860)3573。

2010年06月04日 【朝刊】

[タイムスからお知らせ]
こども環境調査隊員募集
中学生6人 30日締め切り

 沖縄タイムス社は環境学習ツアー「沖縄こども環境調査隊2010~地球の声を伝えよう~」を実施します。中学生を国外派遣し、環境問題を考えてもらいます。
▽概要 (1)ツアーへの参加(2)環境学習会への参加(3)「沖縄こども環境サミット」(9月予定)での発表
▽対象と人数 県内の中学生計6人を作文と面接で選考
▽日程 応募締め切りは6月30日(水)必着。派遣国(予定)は8月にインドネシアのバリ島。渡航・滞在費は主催者負担
▽応募 所定用紙(沖縄タイムス本社・支社・支局で配布。沖縄タイムスのホームページでダウンロード可)に記入し、左記テーマの作文(400字原稿用紙4枚)を添付
▽作文テーマ 「生活と環境」=暮らしが豊かになるにつれ環境問題がクローズアップされるようになってきました。地球上に宿る生命は人間だけではありません。多くの小さな生命が地球を支え構成しています。このことを踏まえ、環境問題となっている原因と対応をまとめてください。
▽あて先・問い合わせ 郵便番号900―8678、那覇市おもろまち1の3の31、沖縄タイムス社広告局企画推進チーム。電話098(860)3573(平日午前10時~午後6時)
主催 沖縄タイムス社
共催 財団法人海洋博覧会記念公園管理財団
後援 内閣府沖縄総合事務局、沖縄県、沖縄県教育委員会、環境省那覇自然環境事務所、琉球放送、琉球朝日放送