2011年08月13日 【朝刊】

森の命 ふれた感じた

 こどもたちが海外を訪問し環境問題について考える学習ツアー「沖縄こども環境調査隊2011」(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)の特別企画「夏休み親子学習会」が7~8月にかけて計3回、本部町の海洋博記念公園と国頭村環境教育センター「やんばる学びの森」で開かれた。こども調査隊員の中学生8人と一般参加者延べ約70人が、ネーチャーゲームや工作、自然散策や地元写真家による講演会などで自然に触れあい考えを深めた。参加者の声や学習の様子を写真で紹介する。

360度学べる森

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樹高約20メートルの木々が立ち並ぶうっそうとした森の中を3班に分かれて歩いた。参加者たちはナナフシやトカゲなど珍しい貴重な生き物たちを観察することができた=7月30日、国頭村・やんばる学びの森

見てごラン

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ボルネオの珍しいランなど世界の植物を観察する隊員ら=10日、本部町・海洋博公園熱帯ドリームセンター

ムズいね

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ソテツの葉を使った虫かご作り。「意外に難しかった」と、親子で夢中になって取り組んだ=7月23日、海洋博記念公園

驚きじゃ

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散策コースにヘビが突如出現。ガイドさんが差し出した無毒のリュウキュウアオヘビに、勇気を出してふれる喜友名ゆいさん(沖縄市立高原小4年)=7月30日、国頭村

何の跡?

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イノシシがミミズなどのエサを探して残した跡を観察する参加者ら=7月30日、国頭村

ぶらり散策

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海洋博公園には多種多様な亜熱帯植物が植樹されており、その植物の特性などを同公園職員に詳しく解説してもらいながら、園内を見て回った=7月23日

植物の多さにびっくり

みふ.png新里みふさん(沖縄市立泡瀬小6年)
ガジュマルが、外国では「絞殺し」の木と呼ばれ、ほかの木に巻き付いて木を枯らしてしまうことを聞いてびっくりした。沖縄にはいろんな種類の植物があるのが分かって勉強になった。先生や友だちに伝えたい。

探索ゲーム楽しかった

雄大300.png 高江洲雄大君(沖縄市立高原小5年)
 海岸沿いでアンモナイトの化石を探したり、自然の中に隠れた人工物を探すゲームがとても楽しかった。中でも、ソテツの葉を使って虫かごを作るのは難しかった。お父さんと一緒にもう一度家で作ってみたい。

生き物がいっぱいだよ

りょう30.png 田場利陽(りょう)君(那覇市立石嶺小5年)
 約2時間の森林散策でキノボリトカゲを10匹も見つけた。また、野生のヘビを初めてさわったが、ホースをさわっている感触で驚いた。生き物がいっぱいのやんばるの森ってすごいと思った。

やんばるに住みたいな

大志.png 上運天大志君(うるま市立伊波小4年)
 学習会では、キノボリトカゲやシリケンイモリ、ナナフシなどめったに見られない生き物に出会え、最高に楽しかった。小さな頃から虫が大好きなので、できればヤンバルに住んでみたいです。