残す×活かす 森の未来 探る旅
ボルネオ島 開発と保護、両立めざすジャングル
「沖縄こども環境調査隊2011」(主催・沖縄タイムス社、共催・海洋博覧会記念公園管理財団)の隊員8人が、8月15日から22日までマレーシアのボルネオ島サバ州を訪れた。アブラヤシ農園の拡大で森林減少が問題になっている同地域で、隊員らは地元住民の暮らす村や地元自治体が「持続可能な森林管理」を目指す商業林保護区、同島の自然環境の危機に警鐘をならし保護に取り組む研究者が運営する施設などを訪問し、森林の生物多様性や保護について考えた。隊員らのボルネオ調査の様子を写真で紹介する。(前森梓、湧田ちひろ)
高台から、見渡す限り遠く山のふもとまで広がるパームヤシ農園について説明を受ける隊員ら=8月18日、マレーシア・ボルネオ島サンダカン―デラマコ商業林保護区へ約2時間の地点
サバ州森林局が管理する森林保護区でボルネオの自然について学ぶ隊員ら=8月17日、ボルネオ島レインフォレストディスカバリーセンター
セピロック・オランウータンリハビリテーションセンターで保護されているオランウータン=8月19日、ボルネオ島セピロック
搬入された油ヤシの実を選別する人々=8月18日、ボルネオ島サンダカン
保護区内で管理の下、大木を伐採する作業員=8月18日、ボルネオ島・デラマコ商業林保護区
島は貴重な生命の宝庫・特別なライトを白布に当て、集まってきた巨大な昆虫に驚く鈴木一平くん=8月19日、ボルネオ島キパンディパーク
島は貴重な生命の宝庫・川沿いに姿をみせるテングザルやサイチョウなどの野生動物を観察した=8月18日、ボルネオ島キナバタンガン川
島は貴重な生命の宝庫・「世界最大の花」ラフレシアの大きさに圧倒される隊員ら=8月20日、ボルネオ島ポーリン
食べて踊って文化交流・コタキナバル市民でにぎわう魚市場を視察する隊員ら=8月21日、マレーシア・ボルネオ島コタキナバル
食べて踊って文化交流・ビリット村の子どもたちと一緒に踊り交流する隊員=8月17日、ボルネオ島ビリット村
深い森の中に架かるつり橋を渡り、キャノピーウォークを楽しんだ=8月20日、ボルネオ島キナバル山