地球の声伝えよう・沖縄こども環境調査隊]
環境宣言

 地球にはさまざまな環境に関する問題があります。私たちが住むこの沖縄も例外ではありません。サンゴが減り、ヤンバルの貴重な生き物たちは住む場所を追いやられています。
 では、どうしてこのような問題が起こっているのでしょうか。問題をそのままにしていてもよいのでしょうか。私たち「沖縄こども環境調査隊」はアジア・オセアニア地域などを中心に4カ国を訪問しました。どこの国でも、環境問題が起きている場所には人々のくらしがある事も分かりました。その問題が生活のスタイルに密着している事も学びました。日本で必要なものが増えると、ほかの国の環境問題につながりかねない事も学びました。世界はつながっているのです。
 私たちはさまざまな物に囲まれて生きています。あると便利なものばかりです。しかし私たちは必要以上に便利な生活になれてしまっていないでしょうか。便利さになれてしまい生活ごみを多く出しています。今でこそ私たちはごみを分別する事で、少しずつ物を再利用するようになっていますが、残念な事に意識のない人もまだまだいます。
 今回の調査で国によって各国の事情が異なる事も学びました。よくない事だと分かっても、それを簡単に変える事ができない事情がある事も学びました。その状況を、変えるためには継続した活動を、できる事から始める事が必要だと気付きました。
 私たちは、さまざまな国を訪問することで、人間のくらしが生態系に大きな影響を与えている事が分かりました。人間のくらしが発展する事で生物の生きる環境に影響を与えているのです。
 私たちはそのまま今の暮らしを続けていいのでしょうか。
 暮らしが豊かになると言う事はどういう事なのでしょうか。
 何かできる事はないでしょうか。
 このような問題を解決するためには、関心を持って今の生活している環境をみつめ、何ができるのか、考え、私たちはもちろん、社会全体が一緒になって考える事が大切なのです。
 私たち「沖縄こども環境調査隊」はできることから取り組み、その活動を伝えていく事を宣言します。

◯日ごろの生活習慣を見直し、その方法を伝えます。

◯物を大切にし、ごみを出さない方法を考え、実践し、その事を伝えます。

◯環境をテーマにした、イベントやリサイクル活動、クリーン活動など地域活動に参加し、その重要性を伝えます。

◯家庭や学校で、環境問題について話し合い、環境保全活動を伝えます。

◯地球上に住んでいるのは私達人間だけではなく、さまざまな生き物が生きている事を伝えます。

 多くの生き物が住むこの自然ゆたかな島沖縄を守り、次の世代へより良い環境を引き継ぐために、できることをひとつ一つ積み重ね、ひとり一人が伝えていくこと。そのために私たちができる事は何か、これからも調べ、考え、伝えていきます。
 「みんなで、地球の声を伝えよう」

2009年9月13日